2014/08/03 | category:正月飾り
お正月の神棚や三方に飾られる切り紙は依代と考えられます。恵比寿、宝船、鶴富士、鶴賀正、鶴迎春、梅迎春などがあり、これを一枚飾るだけで、部屋中が正月気分になります。新潟では八丁紙、前垂れ紙、切り下げ、袴紙、餅紙などとも呼ば...
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鏡餅は古くから餅鏡といい、餅が望(もち)という十五夜の円形、あるいは望で満ち足りるとの意があり、別名福生菓ともいいます。床の間や神棚などに供えます。その鏡餅の上に飾る餅飾りは、松竹梅の水引細工付きの金扇と張り子の海老付き...
昔、弘法大師が注連縄に稲の代わりに使ったことが始まりとされ、高野山一帯の寺院や民家はこれを貼ってお正月を迎えます。干支の寶来は床の間や玄関口に貼り、寿は床の間、宝珠は台所に貼ります。家門繁栄、無事息災を祈念してどの寶来も...
注連縄(しめなわ)や注連飾り、餅飾りなどにつけられている紙垂(しで)は四手とも呼ばれ、神事で使われる御幣と同様に、神が降りられる道標であり、依代(よりしろ)であると考えられています。ただ、地方により、御幣は神そのものと理...
2014/08/02 | category:正月飾り
粘りのある吉野檜の板を鉋で薄く削り、縦横に組み合わせ、炎の形に仕上げます。檜の香り高く、簡素でありながら厳かな美しさを持つ大川文子さんの神酒口です。長さは四寸と五寸があり、一般の家庭では四寸がよいでしょう。檜で作るのはこ...
造形美で国の重要有形民俗文化財、および国の選択無形民俗文化財に指定されたものです。作ることができるのは千野恵利子さんただ一人。おめでたい宝舟や五葉松など約10種類の形があり、赤や緑の布に金糸の刺繍が施され、ほかに類を見な...
紙がまだ貴重だった時代、お正月に神への供物幣の代わりに、竹や経木で作った飾りを神棚の神酒徳利の口にさしたのが、神酒口の始まりだとされています。最初の神酒口は江戸時代に作られたのではないかといわれ、以来、注連縄や輪飾りとと...
加賀平原の米の産地である松任らしい、土への感謝と豊作を祈る飾り木です。稲穂と餅花を重ねたもので、明るい配色の鯛や招き猫などのおめでたいものを柳や榎の枝につるします。素材は最中の皮です。...
石川県金沢周辺で今も残る、五穀豊穣祈願の三升づきの杵巻き餅は、暮れに嫁の実家から贈る風習があります。子供の健康を祈り、女の子には巾着餅とともに繭玉を贈ります。前者は玄関の大黒柱に、後者は居間の大黒柱に飾られる伝統です。...
餅花やミニ門松など、昔からの風習や約束事を大切にしながら、京都の店らしいアレンジをした正月飾りを作っている花フジの作品です。作物の豊かな実りを祈って紅白餅を柳の細枝につけ、稲の穂を模した飾り木です。家の中に一か所、新年の...
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