正月飾り 床の間飾り

日本ならではの建築様式の一つとされる床の間は、日本人の心のあり方を象徴するものと考えられています。お正月にはおめでたい掛軸を掛け、鏡餅やお神酒をお供えし、熨斗(のし)飾りをします。そして、神さまの依代となる若木を配し、歳神さまを迎えるのです。もともとは壁に仏画を掛け、前に香炉、燭台、花器を飾って仏さまをお祀りしたのが床の間の前身ともいわれています。
床の間は、歳棚や神棚、仏壇とともに家の中で神聖な座となります。鏡餅をはじめ、宝船、福俵、餅花など各地方や家ごとに縁起のよい品々をお供えし、お正月のお客さまを迎えるあらたまったしつらいを整えます。
最近では床の間のない家庭も増えていますが、玄関やテーブルの上などに正月飾りをしてはいかがでしょう。

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