「万葉集」にも登場する若菜摘み。現在の一月七日ではとても寒くて無理ですが、旧暦と考えると可能といえます。江戸時代には、幕府が定めた「人日」という七草の節供は五節供の一つで、正月七日の朝、無病息災を願いつつ七草粥を食べた行事でした。なお、宮中では一月十五日に七種の穀物を入れた七種(くさ)粥が食べられていました。まな板で春の七草を刻みながら、「七草なずな、唐土の鳥と日本の鳥と渡らぬ先に…」という七草囃子を歌うしきたりが地方により残っています。
関連記事
床飾り(床の間飾り)(とこかざり(とこのまかざり))
2014/08/11
category:お正月のしきたり帖
お節料理(おせちりょうり)
2014/08/07
category:お正月のしきたり帖
除夜の鐘(じょやのかね)
2014/08/10
category:お正月のしきたり帖
元日・元旦(がんじつ・がんたん)
2014/08/09
category:お正月のしきたり帖
成(生)木責め(なりきぜめ)
2014/08/12
category:お正月のしきたり帖