大皿に盛り込む手法を楽しむ　2

丸大皿に盛る
多種の盛り込みは中央を高くし、放射状に
鮮やかな文様の大皿はお正月らしい華やかさを演出するにもふさわしい器。そんな大きな丸い皿に盛るとき、「どこから盛り始めるかがとても大事ですね」と平さん。まずは盛りつける料理をすべて揃え、そのなかで一番背が高く、安定感がよく、芯になるものを中心に置きます。こうすると視覚的にもどっしりとした目を引くポイントが生まれるというわけです。中心が決まったら、次は手前の縁まで形のくずれにくいものを盛ります。そして、あとは残った空間を放射状に分けるようなつもりで盛りつけていくと失敗なし。料理の彩りや味移りを考えて仕上げ、松葉と衝羽根でお正月らしさを添えます。