Q.おせちに詰められた料理のの意味は?

A.各料理には、よい年を迎えたいという昔の人の思いが込められています。
黒豆…まめで健康であるように。黒色は魔除けにも通じます。
田作り(五万米)…かつて田畑の肥料であったいわしに、五穀豊穣を願います。
数の子…子孫繁栄を祈る縁起物。
たたき牛蒡…地中深く根が張ることから、家の安泰を願います。豊年の年に飛んでくる瑞鳥を表すともいわれ、また牛蒡の黒が黒豆と同様魔除けの意も。
昆布巻き…「よろこぶ」の言葉にかけた縁起物。
海老…ひげと曲がった腰を老人に見立て、長寿を願います。
錦卵(二色卵)…黄身と白身の二色を金銀を表す「錦」にかけて、豊かな暮らしを願います。
伊達巻…文物を表し、文化の発展を願います。長崎より江戸に伝わり、当時伊達者(だてもの)(粋人)が着ていたどてらに似ていたためにこの名がついたといわれます。
金団(きんとん)…金塊に見立てて裕福な暮らしを願います。
紅白なます…紅白の水引をかたどった縁起物。
千代呂木(ちよろぎ)(長寿喜)…おめでたい文字を当てて、長寿を願います。シソ科の植物の根。
慈姑(くわい)…”芽が出る”という縁起物。
里芋…小芋がたくさんつくことから”子宝にめぐまれますように”との思いを込めて。
れんこん…”先の見通しがよいように”と願います。

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