招_樓(滋賀) 1

茶味ある味わいはお年始客にも喜ばれる

一石一石丁寧に手入れされた敷石の石畳に、常に水打たれた玄関が迎えてくれる店があります。廊下の隅々まで美しく拭き清められ、床の間には趣向ある掛け物と瑞々しい花が活けられています。清々たる庭と毅然たる茶室を持ったこの店が、数寄者でもある料理人・中村秀太良氏の作り上げた「招_樓」です。行き届いたもてなしの妙と極めつきの美味なる料理との邂逅です。
特におせち料理は、年始めの祝い事であるために宝石のごとく完璧な仕上がりです。「招_樓」の作り出す彩りも美しい料理は、年に一度、お客さまのご家庭に運ばれていく極めつきの品。一の重は、酒の肴が中心。二の重は、焼きもの。酒の肴にも、ご飯のおかずにもなるように考えられた一段です。三の重は炊き合わせ。何とも美しいおせちです。
この店のおせちは、三が日でいただけるように工夫されており、普段、店での味付きよりは濃いめですが、他店に比べると薄味仕立てです。

根曳きの松が福を呼ぶ、穏やかに光溢れる、招_樓のお正月。梅もほころぶ初春の訪れです。

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