日本全国47都道府県からふるさとのお雑煮

江戸時代から東京のお雑煮は、すまし仕立て。対して関西は味噌仕立てが主。江戸は武家中心社会だったため、縁起をかついで「みそをつける」のを嫌ったからといわれています。しかし、古くから公家や商人の文化が栄えた関西までは及ばなかったようです。中に入れる餅は丸餅、角餅とに分かれます。丸餅は円満の象徴、お祝いの餅はそもそも丸かったのですが、武士が戦場へ携帯するために切り餅が考案されました。これが一般庶民の間に浸透したと考えられているようです。
お雑煮は、家の数だけあるといわれるほど、多種多様。それぞれの家に受け継がれてきたわが家の味が揃いました。明治以降、結婚により、実家の味に変わった家も多く、地域的な分け方は極めて難しいものです。

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