2014/07/21 | category:鏡餅
南の国のお正月は松、竹、梅に見たての雪をふりかけ、大きな根洗いと呼ばれる芽が出た根つきの里芋、御神酒と対の鏡餅が床の間に供えられます。二段重ねの餅の上に金包(かねづつみ)と枡(ます)、なかには米と歳餅の丸餅を六つ入れ、橙...
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2014/07/20 | category:鏡餅
文政六年(1823)から続く酒造元・車多酒造の床の間の鏡餅。紅白の二段重ねの大きなお鏡の上に麩で作られた小判、串柿、みかんがのせられ、譲り葉、裏白、海藻のほんだわらも添えられます。昔、小判は本物でした。...
稲を育てる旧家ならではの水の神さまへのお供え餅。今年一年、水が豊かであるようにとの願いを込め、大黒柱に松を添えて掛けます。三月、田んぼに人るとき、水路の出口にこの松を立て、豊作を祈ります。中村家では、床の間には三段の鏡餅...
生命力の形として心臓を示すといわれる鏡餅。元来は平らなものが中心でしたが、最近は中央がふくらんだものを陰(月)陽(日)と歳を重ねて二つ盛るのが一般的です。しかし地方や家により伝承された餅の数、色の決まりがあり、聖数の三つ...
神飾りは西江家独特のもの。青竹を渡し、注連縄(しめなわ)を下げ、鯛の懸魚(かけざかな)や昆布、干し柿、大根、藁に餅花を付けたものなどとともに、1本365個の一文銭がつるされます。床飾りは編んだ藁の上に三方を置き、鏡餅を中...
当主が火打ち石でつけた火で糯米(もちごめ)を蒸し、石臼でつきます。神社へお供えする鏡餅。三方に半紙、裏白をのせ、大きな鏡餅を重ねます。上から揚羽蝶の紋入りの袱紗をかけて八幡宮に持参します。お寺への鏡餅。平盆に半紙、譲り葉...
ハレの日の食物である餅は、かつてはどこの家庭でも自宅でついたものでした。年の瀬が押しつまった二十五、六日頃からはじまり、大庄屋などでは出入りの人々が多数集まりました。土間に臼を出して威勢のよい掛け声や餅つき歌に彩られ、千...
2014/07/18 | category:鏡餅
大川市指定有形文化財の高橋家。延宝8年(1680)に再建された書院座敷での荘厳な正月迎え。床の間には家訓の軸と先祖の描かれた掛け物が2幅。花と同形2段の鏡餅と屠蘇器と香。手前の4段の鏡餅は歴史的に正式な形のお供えです。...
「秋田大黒舞」に謡われる"鏡の餅も12重ね、神のお膳も12膳……"、平鹿町に伝わる大庄屋の風習です。一枚ずつを鏡餅と呼び、訪問者に配ります。...
明治33年(1900)生まれの金谷の坂口以勢力さんが、娘さんのサチエさんに伝承した鏡餅。くちなしで黄色に染めた真四角の福餅をのせます。黄色は魔除けの意味があると思われています。また、一月十四日の松上げには、その年初めて一...
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