祝いの盛りつけとおもてなしの演出を 1

京都にある出張茶懐石の店「三友居」。ご主人・山本勝さんが提案するのは伝統を踏まえつつも新味と楽しさがある美しいおせちです。
「お正月は祝い肴、お雑煮などの伝統の味を、一年に一度あらためて味わうときです。でも、ちょっと盛りつけや器を替えるだけで、今までにない新しさや楽しさが生まれます。最近は、正月も洋間で過ごされるかたが多いので、お重と祝い肴はテーブルに合う盛りつけや器を選びました」
“松竹梅”の三段重は、”松”はキャビアやイクラといただく鯛や巻きものの酢肴。”竹”は海の幸、山の幸の煮炊きもの。”梅”のお重はお正月らしい細工がされた焼きものが盛り込まれ、伝統のおせちの形をとりながら、驚きがある楽しい内容に。そのほか、お客さまにお出ししたい祝い肴の取り回しスタイルや、銘々でいただくスタイルなど、ご提案いただきました。

茶事専門の出張料理店「三友居」の山本勝さん。ここでは、日頃の茶懐石の仕事とは異なる斬新なおせち「松竹梅」に挑戦。茶事に精通する山本さんが考える”家庭に似合うお正月のもてなし”も提案してくださいました。

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