初詣(はつもうで)

除夜の鐘を聞き終わり、年が明けてから初めて社寺に参拝をすることです。氏神や産土神(うぶすながみ)(生まれた土地の守り神)、またその年の恵方の神社に参詣し、歳を一つ加えることができたことを感謝し、新たな一年の無事と平安を祈る行事です。かつては、神仏に願い事をするとき、自分につらい修業を課し、成就を願う初籠りが行われました。大晦日の夜に神社に籠って夜を明かすのが習わしとされる地域もありました。これが除夜詣と元日詣に分かれ、初詣になったといわれます。
◆伊勢神宮系の神社参拝の作法「二拝二拍手一拝」
①まず社の鳥居をくぐる前に一礼をします。
②境内の手水舎で心を正し、身を清めます。右手で柄杓に清水を汲み、左手を清め、同様に右手を清め、口をすすぎます。このとき柄杓には直接口をつけません。杓子をたてて、残りの水で杓子の柄の部分をすすぎます。
③神前に進んで軽く一度頭を下げたあと、深く二回頭を下げます。
④次に、両手を胸の高さで合わせ、右手を少し引いて拍手を二度打ち、再び両手を揃えて合わせて祈念を込めます。
⑤手を下ろし、再び深々と一回頭を下げ、最後に軽く一礼して下がります。
※神棚にお参りするときも同じ作法です。

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