榊せい子さん—家族の集いに歓声が上がる正月菓子に挑戦 1

大人用は正式な茶席用の菓子を用意
書画はもとより、鄙びた自然の中での超然たる孤高な生き方も憧憬を持って受け入れられる榊莫山さんの長女である、榊せい子さん。茶人のお母上と中学時代から茶の湯に親しみ、現在は裏千家正教授を務められ、お正月はおせちはもとより、菓子も手作りが基本です。特に小さな子どもたちが集う席では、アイディア溢れる可愛いお菓子などユニークな品が用意されます。
「添加物や保存料も入らない自家製のお菓子は安心していただけますでしょ。干菓子といっても前々から作ったものではなく、作りたてを出しています。ここでは、積み木、大小の○△□を手で持っても楽しいように作ってみました。主菓子は雪兎、赤い目に子どもたちも喜んでくれます。器の中で物語を作って話してあげたり、子どもたちがそれぞれ自分たちでお話を考えて語りあったりと、お菓子で充分遊ぶことができるのもいいんですよね」と。
大人用の主菓子は雪を破って花咲く「_壽草」、干菓子は子ども用と材料は同じ「末広」です。

Menu

HOME

 TOP